路地に体を捩じ込み、階段を二段飛ばしで駆け上がった。

階段が好き過ぎて人間の形を保つことが難しい。

そして、港の見える路地に至った。

17時、防災無線の『家路』が流れてきた。 湖の向こうへ日が沈む。 20代最後の一日が終わる。

壊ラジ氏消滅のカウントダウンが.....

今日は本当涼しかったので午前少し散歩した後は家に戻って窓全開にして曲を書いたり絵を描いたりしていた。三日休みがあれば進捗も良い感じなので毎週三連休になれ。

20代最後の夜を駆け抜けるのは、東京駅21時50分発、寝台特急『サンライズ瀬戸』A寝台個室・シングルデラックスにて。 西へ向かう夜汽車の旅を以て、本アカウントの彷徨記の幕を閉じたいと思う。

という訳で、あれこれ理由をつけて取得を先延ばしにしてきた俺の夏季休暇を惜しみなく投じて錬成した10連休。 金曜日に退勤してそのまま新幹線で舞鶴港へ、翌々週の火曜日に旅先から夜行列車で職場に直行という、恐らくもう二度としないであろう無茶な旅程も、まぁ20代も最後だし、と正当化を試みる。

なお、一介の趣味人が維持するには分不相応に大きくなってしまったこのアカウントをそのまま放置しておくのも色々と恐ろしいものがありますので、本アカウントは勝手ながら9月末を目処に削除いたします。 それに伴うご意見・ご要望・誹謗中傷・損害賠償請求等は某ロン・マスク氏辺りにお届けください。

今の自分を構成する興味関心の対象も、この場を通じて随分と幅広くなりました。もしこの場がなかったら、私の旅は主要都市と所謂「観光地」を回り終えて早々に完結していたように思います。 私の趣味を私の生涯を投じる価値のあるものに仕立て上げたのは、他でもない皆様です。全て貴方達のせいです。

ですので、もし私が30代を概ね上手く立ち回れたならば、今までみたいな形ではないかもしれませんが、旅自体は多分またそのうち再開します。 もはやこれは一生付き合っていくべき宿痾なのだと言い聞かせて、旅を諦めることは早々に諦めました。 嫌気が差して辞める訳ではないので、その点はご安心を。

ひとつの物語の終端を見届けている

さて、最後にはなりますが。 度重なる連投を失礼いたしました。 お手軽に繋がれるこの場だからこそ、お手軽に別れも告げられるものだとは思いますが。それで全てを無かったことにしてしまうのも、寂しいものではありますので。ご縁がありましたならば、また何処かでお会いいたしましょう。 それでは。

本当に寂しい

壊ラジさんと出会わなかったら僕は長期の旅の方法も分からなかったはずなので、下着類はコンパクトにして3着+予備で1着持ち歩くとか、基本は旅先の街でコインランドリー見つけて散策中に回すとか、そういう話を最初に教えてくれたのが壊ラジさんだったので、いなくなってしまうのは寂しい。

よき旅路を。