まだ余韻があるくらい、素晴らしい作品と批評でした。しかし、一息ついたと思ったら、バージニア・ウルフとプルーストとは！夏休みの読書→読書の秋へ！

ガルシア・マルケス『百年の孤独』鼓直訳、新潮社の魅力とシラスフロントロー。#本のすすめ #ブックレビュー #シラスフロントロー youtu.be/LBVryeClU3I?si… YouTubeより

マット・ラフ『魂に秩序を』浜野アキオ訳、新潮文庫。きょうび長い本は売れないというのに、1000p。そしてキングでもディーバーでもない聞いたことのない作者。しかも20年以上前の作品。これをわざわざ世に出すということは、よっぽどいい本だと判断されたからに違いないという結論にならざるを得ない

どうやら仕事以外の読書時間の全てをプルーストに捧げなければ読み終わりそうにない「失われた時を求めて」。とはいえ、読んでると「この良さは自分にしかわからないだろう」と思わされる。けれど、100年にわたって世界中の人がわかってる。つまり名作ですね。

書こう！

サラ・パレツキー『コールド・リバー』山本やよい訳、ハヤカワ文庫。シリーズ42年目の第21作。これだけ長くなると、登場人物の年齢などについて分析する読者も出てくるが、気にせず楽しんだ。ずっと訳者が同じなのも嬉しい。元気をもらえました。

「お金のかからない望みはできるだけ叶えてあげる」がモットーなので、「応援したいからマラソンに出てほしい」という家族の願いを叶えるため、来年の北海道マラソンに出ることにした。できれば完走したいが。そんなことできるのか？とりあえず今日も走りました。

普段、一文一義とか、わかりやすくとか心がけて書いているけれど、プルーストを読んでいると、そんなことどうでも良くなってきてしまうな。いえ。仕事はちゃんとしますよ。

もうすぐ文庫化される、ヴァージニア・ウルフ『灯台へ 』鴻巣友季子を、河出書房新社の単行本で読み始める。訳のおかげなのか、プルーストを並行して読んでいるせいなのかわからないけれど、難解さはちっとも感じられない。っていうか、おもしろいぞ。

脳科学の知見と映画との関係を教えていただき、知見が広がりました。

町内会長さんがウルトラマラソンに出ちゃうくらいのランナーなので、マラソンに向けて練習方法など教えてもらった。「3日走ったら1日休みます。ちょうど3日間で40kmくらいになるので」えっ。そんなに！

呉勝浩『爆弾』講談社文庫。かなり面白かった。悪を描いて、倫理観を揺さぶられる。

ウルフ『灯台へ』読了。深い余韻に包まれている。若い時よりも、今読めて、しみわたってきた気がする。愉悦に満ちた読書体験だった。

ヴァージニア・ウルフ『灯台へ 』鴻巣友季子訳、河出書房新社。もうすぐ新潮文庫は、面白くてハッピーで豊穣だ。#本のすすめ #ブックレビュー youtu.be/PWAb3yjcJuI?si… YouTubeより

毎晩、子どもたちと「アラビアンナイト」福音館書店、を読んでいるが、ダイジェストではない物語は、結構激しい内容だ。なんとなく知っている気になっていたが、目を開かれる思いで、新鮮な驚きがある。

こどもを皮膚科に連れて行った。待ち時間が1時間半もあり、「スワンの恋」が読み進められてよかった。家にいたら読まずに仕事をしていただろうから。

マラソンの師匠（70代）からお手紙をいただいて感動したので一部抜粋。 「スタートしたら　一歩進めば　ゴールは一歩近づくと思って走っています」 走るって生きるってことなんだなあ。

中島京子『やさしい猫』中公文庫。小説って、読者を楽しませながら、こんなふうに社会問題を血肉として伝えてしまうこともできるのだなあ。何気ないこのタイトルがラストでずっしりくる。