現状、開講してから日が浅く、数ヶ月程度で、生徒数も5名ほどの少人数ではありますが、 退塾者はおらず、成績も向上しているので、今のところサービスの質は担保できていると自負しております。 集客は相変わらず苦戦していますが笑

大学生講師でも、中学生を教えるにあたっては、ある程度の学力があればこなせます。しかし授業内容を管理できない状態にしておくと、ほとんどの講師がクリエイティブにサボってくると思います。 表面的な印象のよさや生徒受けと、講師の質に相関性はないので、授業内容に対する厳しい目線が必須。

生徒、講師共に悩みどころである国語力向上の方法をテーマに、当塾のさくや先生が谷合ゼミナールの谷合先生とコラボさせていただきました！ぜひご覧ください！ 読書なしで国語偏差値86⁉桜蔭⇒東大さくや先生流の国語力のあげ方！ youtu.be/5-_o75pP9Vo?si… YouTubeより

哲学研究において再評価が進んでいる中世思想の重要性にまで触れながら、かなり高いレベルで四つの科目の相互連関を明確に意識されている方がいらっしゃるとは…

学歴が高くても、何手か先の出来事すら見通せない近視眼的な思考の持ち主はたくさんいます。というか、むしろ多い気すらします。知識と共に経験による思考の磨き上げがなければ、学歴も宝の持ち腐れにすぎません。

現代文の講師の中に、文中に頻繁に登場するであろう哲学者の思想を的確に説明できる人がどれだけいるのか、そもそも解法テクニック以前に、そういったことを説明することが重要であると考えている人がどれほどいるのでしょうか。現代文に関する投稿を見ていると不安になります。

現代文を解くのに解法よりもまず、思想史の知識が必要であるという主張はおそらく、一般的には反発されることが多いと思います。知的なものきちんと身につけることへの嫌悪感というのは、実のところ研究者のレベルですら存在するので。八〇年代以降のアメリカを中心とした「多文化主義」の流れですね。

お手軽にテクニックに頼りたいという欲求は、生徒だけでなく、講師も同じということでしょう。 地道に勉強していく作業を回避したいという姿勢においては、共に共通しています。知識をアップデートし続けるというのは労苦を伴いますから。

多文化主義者たちが聖典のように扱ったフランス現代思想のスターたちは、圧倒的な強度で教養を身につけた人たちであったし、その種の知を決して否定したわけではなかったんですけどね。いつの間にか、そうした部分は骨抜きにされてしまいました。現代文のお手軽化も同種のものなのでしょう。

ちなみに「中世」が知的に暗黒時代だったという俗説は、思想史においては完全に過去のものになっています。そこには科学的思考の萌芽をいくらでも見つけることができるからです。中世が克服されて科学的な近代が訪れたという図式は、学問的にはもう通用しません。

先ほどの現代文に関する投稿に、あの宗慶二先生から「いいね」をいただけました！以前、YouTubeで先生の講義を拝見し、その素晴らしさに深い感動を覚えました。我が国の知的水準の維持・向上にかなりの貢献をされている方だと心から尊敬しております。

ドイツ人哲学者ハンス=ゲオルク・ガダマーは「文書を解読し、解釈する際には奇跡が起こる」と述べています。 つまり、精神の純粋な結晶たる「文字で書かれたもの」を読み解くという行為は、それだけ神聖かつ労苦を伴うものなのです。だからこそ、安直な方法論だけでは太刀打ちできません。

学習とは過去の知識を積み重ねる過程のことですが、他方、推論はその知識を活用し、新たな状況や未知の問題に対して適切な解決策を導き出す力のことを言います。 推論の能力がなければ、学習した内容を効果的に活かすことが難しくなります。

多くの現代文試験に出題される文章は、フランス現代思想の影響を強く受けています。中には、専門書から直接出題されるケースもあります。 当塾では、この分野に精通した複数の「研究者講師」が在籍しており、現代文指導において他にはない強みを発揮しています。

受験界隈においてさえ、読書や学問的であることへの拒絶反応はなかなか強烈です。 しかし院生、大学講師としての経験上、都内のMARCH以上の大学の学生は、教養への意識が高いので、やはり文化資本は十分な武器になりうるように思えます。

成績の上がらない中学生は、そもそも勉強の仕方を知らないので、当塾は日々の学習から定期試験対策の具体的な手順に至るまでまで、丁寧に指導を行っております。 ワークを埋めることが勉強だと思っている生徒も少なくありませんしね…

知的水準の高い他者との会話は、生徒の認知機能を高める効果があります。 というのも、対話を通じて複雑な問題を深く理解し、異なる視点に触れることで脳の可塑性が促進され、より柔軟に思考できるようになるからです。 講師がどれだけ知的な会話をできるかが、試金石になると当塾は考えています。

先日、大変ありがたいことに坂戸市の方からお問い合わせがあり、面談させていただきました！ 開校4ヶ月目にして、はじめて地元の方とお会いできました…！

あるデータによると、坂戸市の大学進学率は70%ほどで、埼玉県の中でも上位の部類に入るそうです。正直に申し上げて、数値を見たときは驚きました… ただお隣の東松山市はノーベル賞受賞者まで輩出していますし、教育熱心な土地柄なのかも。

内情は知らないですが、ChatGPTのレベルがまた上がった気がしますね... 粗く文章を作ってそれを膨らませる作業の質がかなり高くなっています。 思考の次元でもかなりの領土を奪いにきている実感がありますね。